こんにちは♪ピアノ講師の石渡です(^-^)
今日は、当ピアノ教室(横須賀市)に通ってくれている豊島小の5年生の女の子・Yちゃんのことについてお話しようと思います。
Yちゃんがピアノを習い始めたのは小3の冬。もうすぐで2年になります。
今日あった出来事や、自分の興味があることなど、よくお話をしてくれます。
レッスンをしていても、テキストの挿し絵から思ったこと、曲を弾いたり、聴いたりしながら感じたことなどをお話してくれる、とても感受性の強い女の子です。
実は先日、発表会のお知らせをお手紙で渡したところ、お返事記入欄に「参加しません」の意思表示がありました。
「な、な、なんで~?!(@_@)どうしたの?」
「う~ん、コロナだから…今回はやめようかって…。」
「お母さんと相談してそう決めたの?」
「うん」
「そう…。そうだったんだね。安心して発表会を行えるように、人数制限をしたり、工夫をしながら…と、先生達も色々考えているんだけど…先生、残念だなぁ。曲もYちゃんに気に入ってもらえるような選曲にしたんだけど…そっかぁ。」と、伝えました。
Yちゃんにとって、初めての発表会。今まで積み上げてきた成果を披露して、楽しんで欲しい(^-^)と願っていただけにショックでしたが、コロナ禍での色々な不安や心配がよぎっていたんだなぁと思っていると…
「でも、参加しないけど…見には…行かれると思う…」と、Yちゃん。
「ん?!…え?!何?!聴きには来れるの?コロナ禍なのに?」
「うん。発表会の場所を、お母さん検索してたし…」
「足を運んでくれるのだったら、参加したらいいじゃなぁ~い(^_^;)参加しよ~よ!」
「そう言えば!発表会って暗譜でしょ?楽譜があるのに見て弾いたら良いのに…。お友達でピアノを習っている子がいるけど、暗譜なんかでピアノを弾いたりしたことないって言ってたよ!」と、Yちゃん。
※発表会は特に、皆さん暗譜で弾けるように準備して演奏してもらうことを推奨しています。
(暗譜とは、楽譜を用いず演奏することです)
ん?!あれ?
なぁ~んかおかしい…(ーー;)と感じた私。
コロナ禍が理由ではなさそうな…
何かこれは別な理由がありそうだなぁ…と、直感的に思いました。
「そしたらさ~、発表会に参加できなくても良いから、次回レッスンまでに先生が選曲した2曲を少しずつ練習してみない?」
と提案しました。
すると「うん、いいよ♪」とのお返事が(^-^)
その日の夕方に、あら不思議!
お母様からメールが入っていました。
どうやらYちゃん「参加したくない!」と、ずっと言っていたようです。
予感的中!あちゃ~(*_*)
「人前に出るなんて、緊張するからイヤ!」
「失敗したらどうすれば良いの?」
「毎日、練習しなくてはならないから大変じゃないの?!」と、思っているとのこと。
Yちゃんには内緒で、お母さんとお電話をしたところ、お母さんはぜひ!参加して欲しい!と思っていらしたとのこと。
自分で決めるように伝えたら、参加しないとのお返事を本人が書いたとのこと。
「先生のアドバイスを受けても、本人がどうしてもイヤと言うなら…」とのことでした。
確かに高学年にもなると、想像が膨らみ、こんな気持ちになるのは無理もありませんね。
それに、私が選曲した曲が、これから発表会までに弾けるようになるのか、全く見当がつかないため不安にもなったのでしょう。
暫くして…
「先生!この曲、もう両手でできちゃったよ!」とニコニコ笑顔)^o^(
「え~!凄いね~(^○^)」
「でもさ~、もう1曲 こんなに長いじゃん。しかも、難しそうだし…無理だよ、無理(*_*)」
「そうだね~。確かに今までの中では1番長い曲だね。でもね、少しずつ弾いていったら、きっとわかってくるよ。案外Yちゃんにとって弾けたら、弾きやすくなって楽しいかもよ(^-^)」と、伝えました。
また暫くして日が経つと…
「先生、私やっぱり発表会に参加する!」とお返事が!
「ほんと?!ヽ(^o^)丿それは良かったぁ!!」
子供にとって、発表会に参加したくない理由は色々あるかもしれませんが、発表会に出た方が今までよりもはるかに大きく成長し、目には見えない力がつきます。
それは、ピアノだけに通用する力だけではなく、自分の力で積み重ねていくことで得られる貴重な経験になるはずです。
Yちゃんは今、何か自分なりに手応えを感じ始めている様子です(^_^)v
緊張と隣合わせの発表会に向けて、どう自分と向き合って過ごしていくのか…この過程がYちゃんを大きく成長させていくと信じています。そして私は引き続き、子供達の気持ちに寄り添いながらレッスンに取り組んでいきたいと思っています♪
発表会は、子供達にとっても保護者様にとっても楽しいイベントの1つです(^^♪貴重な経験を一緒にしてみませんか!(^^)!
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