
皆様、こんにちは!ピアノ講師の石渡です(^O^)/
朝晩の冷え込みが感じられる季節になりましたね。
風邪やインフルエンザも流行り始めているようですので、体調にはお気をつけください♪
さて今回は、来年3月に開催予定の発表会に向けて、一生懸命練習に励んでいる小学1年生・T君のお話です(^^♪
T君は、この春から当ピアノ教室(横須賀市)に入会した生徒さんです(^^)
いつも元気で、ご挨拶もしっかりできるT君。
お母さんと一緒に、楽しく通ってくださっています♬(^O^)(*^^*)♪
実は、入会前は某音楽教室のグループレッスンに通っており、ピアノ歴は約2年。
体験レッスンの時から、「もうすぐ小学生?」と思うほど利発で、音楽的な感覚もしっかりしている印象でした。
グループレッスンで培った力を生かし、個人レッスンが始まってから早半年。
毎週一歩ずつ成長している姿を見せてくれています。
実は、先日のレッスンでのこと…
発表会の曲をレッスンしていた際、初めて挑戦するタイプの曲だったので、まずは片手ずつ丁寧に練習を進めていました。
そしていよいよ、ゆっくり両手で合わせてみようという段階に。
ところが、なかなかうまくいかない様子…
隣でアドバイスをしながら弾いてもらっていると、T君の顔に少し変化がありました。
そっと覗き込むと、頬に涙がつたっていました(;_;)
「T君、どうした? 大丈夫?
難しくて泣きたくなっちゃったの?」
「うん…(;_;)」と頷くT君。
「わかる、わかる、わかるよ〜! 難しいよね。
じゃあ、こんな風に弾いてみようか?」
と、弾き方のポイントをおさえながら、何度も何度も練習を重ねていきました。
すると、少しずつ理解していく様子が見えてきます。
「T君、どう? わかってきたかな?」
「うん(^^)」
この曲の練習のコツを掴んだようで、T君の表情に笑顔が戻りました♪(^^)
「片手ではできるのに、両手になると弾けない」
これは、多くのピアノ学習者が通る自然な過程です。
右手と左手を同時に動かすというのは、実はとても高度な脳の働きが必要です。
脳は「右手=左脳」「左手=右脳」と別々の領域で動いているため、両手を一緒に使う時には、左右の脳を協調させる“トレーニング”が必要になるのです。
特に、左右のリズムや動きが違うとき(右手がメロディー・左手が伴奏など)は、それぞれを別々に処理しながら同時に動かす必要があるため、混乱が起きやすくなります。
これは“練習不足”ではなく、“脳がまだ整理中”の段階。
焦らなくて大丈夫です!
ですので、両手をとにかくゆっくり合わせる。
その他、様々な方法をお伝えしながら、少しずつ脳に「新しい動き」を覚えさせていきます。
時間をかけることで、やがて自然とスムーズに動けるようになります。
レッスンの終わりに…
「T君、今日はたくさん頑張ったね!
T君なら必ずできるから!
諦めないで練習を続けてみてね。
先生がついているから大丈夫だよ(^o^)」
と声をかけると、T君はいつもの笑顔を見せてくれました。
“できない”と感じる瞬間こそ、上達のチャンス!来週、またどんな成長を見せてくれるか楽しみです♪
最後に…
T君のように、途中で涙が出てしまうことも、実は「成長の証」だと思います。
一つの壁を乗り越えるたびに、確実に音楽の世界が広がっていきます。
私も一緒に、その瞬間を見届けていけたら嬉しいなぁ(#^^#)と思いました。
おしまい♪





